2001年に私は大切なパートナーを亡くしました。今日でちょうど23年です。
死別から5年、10年と経過し、改めて「ご遺族の支援ができないものか」という想いにフォーカスすることになったのは、2015年に大学院に進むと決めたことがきっかけでした。
それまでは、身近で起こる大切な人の緊急事態に対処する救急法の普及にフォーカスして活動してました。
その様な中でも、「ご遺族となられた方」のお話を聞く機会が幾度となくあったのも、基軸か「ご遺族」に向かう自然な流れだったように思います。
死別研究が海外や日本、そして沖縄でどこまで進んでいるのか、「私は、なぜ遺族ケアをしたいのか」「私に何ができるのか」「何がしたいのか」を探求していきました。
死別はあらゆる分野で研究されており、「死生学」「哲学」「社会学」「文化人類学」「民俗学」「宗教」「心理学」など様々な文献を検討していくことや、
実際にご遺族との関りやインタビューを通して、私自身の死別体験に向き合うことにもなりました。
当時、沖縄県内でグリーフケアを実施しているところを調べ、私が知る限りの全ての代表者に連絡をとり、実際に足を運びケアを見てきました。
全国のご遺族の連絡会へも参加させていただく機会が得られたことや、その中で「ある疑問を投げかけたこと」が「当事者」という意識を越えて繋がることの大切さと方向性を見出すことができるきっかけとなりました。
下記はその時の気づきです。
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「当事者でない私には、分からないことがある」
「たとえ当事者同士であったとしても分かり得ないことがある」
関わる全ての人と、「お互いに分かり得ない領域がある」ということを許容して、その先を進んで(越えて)いきたい。
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全ての体験がとても貴重であり、受け入れていただいたことに感謝しかありません。
全ての流が感慨深くあります。
そしてグリーフケアを探求する中で、最も大きなインパクトとなったのは『ゼロリセット&セルフノウイング』との出会いでした。
この出会いがあって今の私がいるといっても過言ではありません。
死別から15年の時間が経過しても癒えることのなかった「深い悲しみ」をどのようにケアすればいいのかということが「初めてわかった」瞬間でした。
「私は彼を喪いたくなかった」という、とてもシンプルで純粋な想いでした。
15年もその想いを持ち続けていたことを、ただ知ることで、こんなにも心が楽になる。当時の驚きは今でも鮮明に覚えています。
あまりにも一瞬すぎて何が起きたのか理解ができず、「きつねにつままれた」そんな感覚でしたが、
「もっと自分のことを知りたい!!」「自分の知り方をもっと知りたい!」
「私も自分で自分をケアすることができるようにサポートしたい。」「私のしたいのはこれだ!」と実感しました。
何度も何度も「大切な人を物語」想いを紡いできました。
「死」にフォーカスすることで「生」というものが変わりました。
『ゼロリセット&セルフノウイング』は自分自身の苦悩をご自身で知ることで苦悩が緩和されることがベースとなっています。
苦悩が緩和されることは、「お亡くなりになられた大切な人との思い出」がなくなることではありません。
「私が私の苦悩を知ること」は、死によって途切れてしまったように感じていた「大切な人との繋がり」が、再び「繋がっている」という感覚を取り戻し、残りの人生を「私らしく生きる」ことを後押しします。
大切な人を喪った悲しみを「セルフ・ケア」する方法を一緒に体験してみませんか?
4月から6月の「セルフ・グリーフ・ケア体験会」のお申込みフォームは下記となります。
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<セルフ・グリーフ・ケア体験会お申込フォーム> (開催日はリンク先に記載しております)
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上記は『ゼロリセット&セルフノウイング講座』を受講されたことのない方が対象になっております。
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<GC・SKBのお申込フォーム> (開催日はリンク先に記載しております)
※お申込フォーム ⇒ https://zeroreset.org/news/2024-04-06-gcskb/
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全てに感謝です。
中川美智子
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