代表者紹介
== おくりなおし®代表者 中川角司・中川美智子 ==
<中川角司 プロフィール>
・1962年生まれ・マザーシップ主宰・ゼロリセット創始者・メンタルケアセラピスト
・グリーフケア沖縄主宰・おくりなおし®代表者・グリーフケアカウンセラー養成講座主催
・個人セッション3000件以上・講座受講者5000人以上・著書『宇宙生命論』『沖縄聖地巡礼』
●2001年:システムエンジニアの末にセラピスト活動を開始
●2008年:気づきのスクール開始
●2014年:ゼロリセット講座開始
●2019年:美智子さんと出会い、二人でマザーシップを運営
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私は、グリーフ(悲嘆)ケア・カウンセラーの中川角司と申します。
2013年9月、私の目の前で、元気だった妻が突然に倒れ、一言も会話できないまま帰らぬ人になりました。
妻と暮らしていた時間が人生そのものだと悟った私は、もはや生きる意味を失いました。
なんとか心のバランスを取り戻した私は、この衝撃的な経験を、かつての自分のように、
今苦悩されている方に使わせて頂きたいと思うようになりました。
グリーフケアとは本来広い意味がありますが、一般的には遺族の心のケアということです。
このサイトは、遺族となってしまった方々の悲嘆ケアを目的に立ちあげました。
<中川角司 近影>
<中川美智子 プロフィール>
沖縄生まれ、「おくりなおし®」の提唱者であり代表者。
1998年看護学校卒業後、沖縄県の基幹病院で10年間勤務する。
その後、地域のクリニック、保育園、地域包括支援センター等の経験を踏まえ、2013年に大学勤務となる。
大学勤務中に大学院へ進学し、2017年に看護学研究科精神看護学専攻修士課程を修了する。
大学院修士課程では、自らがパートナーとの死別を体験したこともあり、ご遺族の体験をテーマに研究を行う。
2019年に博士後期課程へ進学。
ご遺族の語りから「私への問いかけ」を感じた分野を、民俗学を通して探求している。
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2001年に私は大切なパートナーを亡くしました。2024年の今日で、ちょうど23年目です。
死別から5年、10年と経過し、改めて「ご遺族の支援ができないものか」という想いに
フォーカスすることになったのは、2015年に大学院に進むと決めたことがきっかけでした。
それまでは、身近で起こる大切な人の緊急事態に対処する救急法の普及にフォーカスして活動してました。
その様な中でも、「ご遺族となられた方」のお話を聞く機会が幾度となくあったのも、
基軸か「ご遺族」に向かう自然な流れだったように思います。
死別研究が海外や日本、そして沖縄でどこまで進んでいるのか、
「私は、なぜ遺族ケアをしたいのか」「私に何ができるのか」「何がしたいのか」を探求していきました。
死別はあらゆる分野で研究されており、「死生学」「哲学」「社会学」「文化人類学」
「民俗学」「宗教」「心理学」など様々な文献を検討していくことや、
実際にご遺族との関りやインタビューを通して、私自身の死別体験に向き合うことにもなりました。
当時、沖縄県内でグリーフケアを実施しているところを調べ、
私が知る限りの全ての代表者に連絡をとり、実際に足を運びケアを見てきました。
全国のご遺族の連絡会へも参加させていただく機会が得られたことや、
その中で「ある疑問を投げかけたこと」が「当事者」という意識を越えて
繋がることの大切さと方向性を見出すことができるきっかけとなりました。
下記はその時の気づきです。
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「当事者でない私には、分からないことがある」
「たとえ当事者同士であったとしても分かり得ないことがある」
関わる全ての人と、「お互いに分かり得ない領域がある」ということを許容して、
その先を進んで(越えて)いきたい。
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全ての体験がとても貴重であり、受け入れていただいたことに感謝しかありません。
全ての流が感慨深くあります。
そしてグリーフケアを探求する中で、最も大きなインパクトとなったのは
『ゼロリセット&セルフノウイング』との出会いでした。
この出会いがあって今の私がいるといっても過言ではありません。
死別から15年の時間が経過しても癒えることのなかった「深い悲しみ」を
どのようにケアすればいいのかということが「初めてわかった」瞬間でした。
それは「私は彼を喪いたくなかった」という、とてもシンプルで純粋な想いでした。
15年もその想いを持ち続けていたことを、ただ知ることで、
こんなにも心が楽になる。当時の驚きは今でも鮮明に覚えています。
あまりにも一瞬すぎて何が起きたのか理解ができず、「きつねにつままれた」そんな感覚でしたが、
「もっと自分のことを知りたい!!」「自分の知り方をもっと知りたい!」「私も自分で自分を
ケアすることができるようにサポートしたい。」「私のしたいのはこれだ!」と実感しました。
何度も何度も「大切な人を物語」想いを紡いできました。
「死」にフォーカスすることで「生」というものが変わりました。
『ゼロリセット&セルフノウイング』は自分自身の苦悩をご自身で知ることで
苦悩が緩和されることがベースとなっています。
苦悩が緩和されることは、「お亡くなりになられた大切な人との思い出」がなくなる事ではありません。
「私が私の苦悩を知ること」は、死によって途切れてしまったように感じていた「大切な人との繋がり」が、
再び「繋がっている」という感覚を取り戻し、残りの人生を「私らしく生きる」ことを後押しします。
大切な人を喪った悲しみを「セルフ・ケア」する方法を一緒に体験してみませんか?
<中川美智子 近影>
<夫である中川角司による中川美智子の紹介> ※Facebook投稿より抜粋
美智子さんの札幌講座が大変ありがたい状況になったことについて、長い間美智子さんを見てきた三女は、このように述べたそうです。
「オタクが開花して、お墓を研究してきたことで、貢献できてよかったね!」
お墓とは葬送儀礼(葬儀)における亡き人を弔うシンボルです。
古代から連なる命のサイクルで、常にその時の喪主はどのように故人を葬ったのか?
沖縄のお墓は巨大です。
そして、その横にある目にも入らぬほどの小さなお墓。
それは巨大な墓に入れてもらえない亡くなり方をされた人たちのお墓です。
美智子さんの想いが、やがてその小さなお墓に移った時、新なる探求の道が開きました。
現在大学院で研究している分野においても、その「特殊葬法」の領域を博士課程として勉強しています。
先日に彼女の研究室から我が家に書籍を移したとき、その特殊なジャンルの本ばかりがゴッソリとあって、僕も感銘を受けました。
そして、この写真は、我が家の本棚に収まった様子と、大学で研究を始めた頃の美智子さんです。
美智子さんは、特殊葬法の領域から、次第に「残されたご遺族たちの心のケア」の領域に意識が移りました。
その結果、プロフェッショナルな先生として、「ご遺族の分かち合い」のファシリテーターを、何年も前から担当しています。
その流れから、僕の方にも、グリーフを抱える人たちの為の「グリーフケアに特化したSKB」をやってみたいと、結婚前から打診を頂いてました。
なお、美智子さんの研究されてきた領域を見た時、もはや僕の領域は足元に及ばないと理解し、僕のグリーフ系コンテンツを彼女に託すと決めました。
また先ほどは、遺体管理士さん等、葬儀やグリーフケアのプロフェッショナルな方々とのミーティングに向かいました。
美智子さんは「フリーランスとなった途端」に、ご自身のやるべき道が提示されました。
忌み事として口をつぐむ傾向のあるグリーフの裾野を広め、認知を広め、悲しんでいる遺族の心をケアするという領域です。
今回の札幌講座も、本当に驚く流れで打診を頂きました。
打診を頂いたことで、講座の内容を僕と創作し、講話と大切な人を思うワークを作りました。
その結果、これから先のフレームが自ずと生まれました。
今回の講座内容をチューニングすることで、新しいグリーフケアのスタイル(おくりなおし講座&おくりなおしセッション)が生まれました。
なお、この領域は誰でも出来るわけではありません。
大切な人を亡くして、心が割れて、人生のどん底に落ちた。
おそらく、そんな人にしか伝えることができないシステムです。
マイノリティ支援と言う形になるかもしれませんが、それは「お墓のオタク」だった美智子さんが心からやりたいと目を輝かせている領域です。
何かに導かれるように、山あり谷ありな道を歩き、あらゆる艱難辛苦を乗り越えた先、「やっぱりこれがやりたかったんだ」と分かった領域です。
美智子さんは、10年近く手探りの道を歩きながら、グリーフケアに辿り着きました。
美智子さん発案の「おくりなおし」という講座とセッションの構築と、同じく美智子さん発案の「グリーフケアに特化したSKB」もスタートさせていきます。
そして、生み出して頂いたものを、誰かや社会や地球の為に、役立たせて頂きたく、心より願っております。
楽しみです。
ご縁をありがとうございます。
全てに感謝